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[メモ,2022]:記録媒体のバックアップについての考察

カテゴリー: General
2022-05-28
メモ: 記録媒体のバックアップについての考察

執筆:2022.05.28
編集:2022.05.28


[メモ,2022]:記録媒体のバックアップについての考察

記憶媒体の大容量化により、運用とバックアップの再検討をする必要ある

「仕事用」「動画、写真保管用」と「それ以外」を区別するなど。

全部一緒にすると無駄にバックアップ回数と時間が必要になる

しかし、区別するとそれだけ費用と物理的な場所と管理の手間が必要となる。

RAID

ミラーリング必須

RAIDは、記憶媒体故障時の運用継続のための補助的な手段であってバックアップではないので注意。
(※ RAIDは停電に弱いので、無停電電源装置の併用が必須です)

・ディスク破損の際に運が良ければバックアップからの復旧なしに問題のディスク交換だけで、サービスを稼働しながら自動で自己復旧できるというだけの機能。
・論理、物理障害には対応しないので、障害時に記録がダメージを受けているかの診断はできない。
・RAIDシステム自体が破損すると システム故障時にデータを復旧できない (RAIDは定期バックアップが必要)

個人で利用する場合は、
記録媒体1 + (SSD,HDD) 記録媒体1の差分(増分)バックアップ
記録媒体1 + NAS 記録媒体1の世代バックアップ
のほうがいいかもしれない。

運用 - バックアップ
NAS - backup NAS
NAS - backup USB HDD
NAS - backup 内部 HDD

USB HDD - backup NAS
USB HDD - backup USB HDD


同一マシン内でのバックアップは同時に障害が芋づる式に連鎖することがあるため注意

想定される障害
・USB接続障害(物理的、論理的)
・任意のUSB電源管理障害による全USB信号ダウン
・マシンのブルースクリーン
・停電
・サージ電流
・土砂、津波
・物理的紛失
・経年劣化による物理障害
・盗難
・マルウェアによるファイルシステム破壊(データ暗号化)

個人で利用なら
運用媒体とそのバックアップ媒体でいいような気がします。

バックアップをHDDにするよりかは
NASは、ファイルの世代管理とランサムウェア対策(復旧対策)になるので
予算が許せるのなら
NAS + NAS(バックアップ専用)
SSD/HDD + NAS(バックアップ専用)
の運用がいいのかもしれないです。

他人と共有しないのなら
USB HDD + USB HDD(差分バックアップ)が低予算でお手軽

USB記憶装置の接続でやってはいけないこと
・USBハブを使う
 通常の市販ハブは、長時間の大容量転送には対応していない。
 最悪データが全損する。
 ハブが熱暴走で転送が止まり、データが破損する
・アクティブの時にケーブルをいきなり抜く


NAS
欠点
 本人がなんらかの事情でアクセスできないときに、使用していない家族がアクセスしたい場合には かなりハードルが高い

市販USBドライブ
欠点
  • システムを変更すると所有権もしくはアクセス権の変更が必要になり、ファイル数に比例した膨大な処理時間がかかる。
  • 非暗号のため他人にわたると簡単にファイルへのアクセスが可能。
  • チェックサム、エラー補正機能がない
  • 複数接続時すると無駄にUSBポートを占領する。
  • ドライブレター問題
  • USBコネクターの接点不良で、ファイルシステムが全損する場合ある
  • ほかのUSB機器の不具合の影響を受ける


長時間のバックアップ、復旧、ミラーリング時は、熱で不安定になるので
送風が必要。

お金もかからず安全な長時間の送風に向いているのは空気清浄機の静穏モードの排気風ですね。

1万円クラスのDC扇風機とかもいいかもですね

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