ハードディスクの処分の仕方
カテゴリー: General
2017-03-18
ハードディスクの処分の仕方
有料サービスを利用する場合、
ハードディスククラッシャーという機械があって、物理的に破壊しながら強磁界を与えデータを破壊します。
利用料はいくらかはしりませんが、 消去中に盗難にあうような事態もさけれて、誰の責任にもならないのでいいかもですね。
認識する場合
(1) パーティション全消去をする
この状態では、消去マークがついているだけで、まだ数秒で復元可能です。
データ自体は完全に残っています。
(2) 無料のパーティション操作系のソフトで、ディスク上の全データを上書き消去します(Wipe)
データ自体は完全に残っています。
特殊な装置を使ってデータが復元できるように書き込みごとに磁気のむらができるようになっていて、消しても1回では完全には消えないようになっています。
この操作は容量や消去方法にもよりますが、数時間から数日程度かかります。
個人や零細企業では有効な手法ですが、人の出入りの多い企業では無理ですね。
この操作は容量や消去方法にもよりますが、数時間から数日程度かかります。
個人や零細企業では有効な手法ですが、人の出入りの多い企業では無理ですね。
時間 | 上書き回数 | 備考 | |
単なる0や1消去 | 数時間~1日 | 1回 | 特殊な装置で磁気の変異を利用して復元可能です 通常の接続では復元できないので、これで問題ないと思います。 |
0のあとに1 で消去 |
数時間~数日 | 2回 | 上の消去方法より格段にデータ抽出が難しくなります。 通常の接続では復元できないので、これで問題ないと思います。 |
国防省推奨方式 DoD5220.22-M |
数時間~数日 | 3回 | 固定値 → 補数 → 乱数 → 検証 書き込みを繰り返し、磁気の変異痕を利用したデータ抽出も不可能にします。 企業のパソコンのデータの場合は、この破棄方法が望ましいと思います |
DoD5220.22-M standard |
7回 | とても時間がかかるので、現実的ではありません。 |
必要なドライブを間違って消さないように注意してください。
処理中は、ハードディスクがとても熱くなりますので、放熱対策をしましょう。
私の場合は、まず0で全データ上書き1回消去してから、物理的に分解・分別破棄しています。
消去ソフト
- Partition Wizard Free Edition
Windows版は、いまのところ無料のようです
LiveCDは、以前無料でしたがver10から有料になりました。 - Linux shredコマンド
物理的に破壊する方法
ラベルの下にねじが1,2個隠れています。触れば位置がわかりますので上からドライバーをエイと突き刺します。それ以外のネジは見ればわかるでしょう。
ヘッドを操作している装置に超強力磁石がついているので、指などをはさんで大けがをしないように注意しましょう。
必要な道具
100円ショップで売っていますことがあります。
メーカーによってネジの大きさが多少違います
通販やホームセンターなどに星形ドライバーセットが600円くらいで売っているのでそれを買うのもいいでしょう
星形ドライバー T-8
通販やホームセンターなどに星形ドライバーセットが600円くらいで売っているのでそれを買うのもいいでしょう
蓋や基盤などに使われています
星形ドライバー T-6
ディスクを外すときに使います
持っていないときは太いペンチでつまんで回すと滑らずに回ります。
私は、星形ドライバーセットを利用しています。
ゴミ袋にいれて、金属円盤の表面をガリガリマイナスドライバーでひっかいて終了。
ガラス製の場合は危険なので、なにもしないほうがいいと思います。
ドリルで掘るのは、破片のガラス繊維の粉塵を吸うとがんになるかもしれないのでしないほうがいいです。
念のため円盤は一緒のごみの日には捨てない。十分な期間を開けて捨てる
箱やねじなどの金属は不燃物へだす。
苦労しないための対策
- ドライブに暗号化をしておく(Windows Pro 以上でできます)
- バックアップ用ディスクとそれ以外の用途のディスクを一緒にしない
- バックアップソフトは、暗号化とパスワードロック対応のものを選ぶ