Truenas core から scale へ アップグレード
カテゴリー: General
2024-09-20
タイトル
執筆:2024.09.20
編集:2024.09.20
編集:2024.09.20
選択肢
- Truenas core の更新が終わるまで使う。
- 新しいディスクを用意して、zfsデータ移行してから、scaleへアップグレードする
- 新しいディスクを用意して、zfsデータ移行してから、ubuntu や openmediavault に乗り換える
- rsyncで同期して移行する
- FreeBSDに乗り換える
- セキュリティ上問題ない場合は、アップグレードせずにそのまま使う。
✓ Truenas coreで使用していたzfs暗号化ディスクは、新規インストールした Truenas scale へそのまま取り込めました。
暗号化のメリット
- 暗号化キーがないと読み取ることができない
- 故障破棄時や通常破棄時に読み取られる心配がない。
- 破棄時に消去処理を省略、簡略化できる
- 保証期限内に壊れても、漏洩リスクがないので交換申請しやすい
暗号化のデメリット
- 復号キーをなくすと読み込めなくなる
- 処理が若干遅くなる
Truenas core から scaleへの移行手順は、
- バックアップ
- 公式サイトの移行手順通りに進めるといいだろう。
新規・クリーンインストールの場合は数分で完了します。
アップグレードするか、データ移行するかは、よく考えましょう。
Ubuntuに移行する場合
TrueNAS core : 新しいプールの作成と暗号化手順
1. 新しいディスクの準備:
新しいディスクをTrueNASに接続します。
2. 新しいプールの作成と暗号化:
新しいプールを作成し、暗号化を設定します。
sudo zpool create -O encryption=aes-256-gcm \
-O keyformat=passphrase \
-O mountpoint=/mnt/newpool newpool /dev/sdX1
-O keyformat=passphrase \
-O mountpoint=/mnt/newpool newpool /dev/sdX1
プール名`newpool`とデバイス名`/dev/sdX1`を適宜置き換えてください。
3. データの複製:
既存のプールから新しいプールにデータを複製します。
sudo zfs snapshot -r oldpool@snapshot1
sudo zfs send -R oldpool@snapshot1 | sudo zfs receive -F newpool
sudo zfs send -R oldpool@snapshot1 | sudo zfs receive -F newpool
4. 新しいプールのエクスポート:
新しいプールをエクスポートします。
sudo zpool export newpool
5. 新しいディスクをUbuntuに接続:
新しいディスクをUbuntuに接続し、認識されていることを確認します。
sudo fdisk -l
6. ZFSプールのインポート:
UbuntuでZFSプールをインポートします。
sudo zpool import newpool
名前の変更をしたい場合は、下記のようにします
sudo zpool import oldpoolname newpoolname
7. ZFSプールのマウント:
インポートしたZFSプールをマウントします。
sudo zfs mount newpool
8. データの確認:
マウントされたディレクトリにアクセスし、データが正しく移行されているか確認します。
必要に応じて /etc/fstab に追加します
<pool_name> /mnt/newpool zfs defaults 0 0