fossil git import すると欠落がある
執筆:2017.06.02
編集:2022.09.17
[2017.6] 1年近くたっても修正されていないようなのでメモ
[2022.9] version 2.19でも修正されていない
fossil bug : gitからのインポートで最初と最後のコミットに付随するタグが欠落する。
再現コード
# 作業フォルダを作成し移動
mkdir tag-bug
cd tag-bug
# gitの初期設定をする
git init
git config --local user.email test@test
git config --local user.name test
# gitにテストコミットをする(1-3)
git commit -m "1" --allow-empty
git tag tag1
git commit -m "2" --allow-empty
git tag tag2
git commit -m "3" --allow-empty
git tag tag3
# tag is : tag1, tag2, tag3
# gitの内容をダンプして、fossilにインポートする
git fast-export --all > ./dump.txt
fossil import --git test.fossil ./dump.txt
# fossilのタグのリストを確認する
fossil tag list -R ./test.fossil
# Actual Result
tag2, trunk
Missing of tag1, and tag3
# Expected Result
tag1, tag2, tag3, trunk
# 最新版は、masterが追加される
» fossil bug : can not import tag with first and last commit on fossil import --git'">続きを読む
git と
fossil の比較 git vs
fossil-scm
結論をいいますと
* 現段階で,gitから
fossilへの移行はしないほうがいいです。
fossilには、ブランチ、タグの削除・抹消機能はありません。
改行コードが絡む場合は、 git を使うほうがいいでしょう。
fossilには、cr-lf 変換機能は ありません。
商用のプログラミング言語には、 LF改行だと
// コメント行
を正常に処理できないものがあり、意図しない動作となります
2015/12 |
fossil |
git |
svn |
料金 |
無料 |
無料 |
無料 |
リポジトリ |
ファイル1個 |
フォルダ .git
ファイル多数 |
フォルダ
ファイル多数 |
改行
コード変換 |
なし |
あり |
あり |
ブランチの削除 |
不可※ |
可能 |
可能 |
空フォルダ |
不可 |
|
|
日本語メニュー |
なし |
あり |
あり |
わかりやすさ |
× |
× |
△ |
操作性 |
× |
◎ |
◎ |
処理速度 |
◎ |
△ |
○ |
競合ファイルの処理
GUI |
× |
◎ |
◎ |
可搬性
ポータビリティ |
◎ |
△ |
× |
ライセンス |
個人著作物
(2-clause BSD license)
|
GPL |
Apache License |
将来性(開発の継続) |
△ (?)
|
◎ |
◎ (?) |
20年後(Windows)の動作 |
Windowsは下位互換性が非常に優れているため、.netランタイムライブラリを使っていない場合は、将来的に動作で問題を起こすことはまず発生しない。 |
◎
|
◎ |
◎ |
20年後(Unix系)の動作 |
〇 (未知 ?)
static build-inの単一ファイルなので問題を起こす要素がない
|
未知 ? |
未知 ? |
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