タイトル


執筆:2024.08.12
編集:2024.08.12


vmwareからHyper-vへ引っ越し: 仮想ディスク変換 VMDK  → VHDX

VMware Workstaion Proが無料になりましたが、

  • タブ形式で使いにくくドッキング解除できない
  • WSL2が使えない
  • フルスクリーンで利用すると数分以内に画面がフリーズする(描画の更新がされない)
    17.6.1 : vmware full screen freeze : 1 2
  • Virtualboxよりも安定性が悪い

などの理由で、仮想マシンの引っ越しを決定しました。

移行前に確認しておくこと

  • Hyper-vはUSB機器の接続に対応していない。
  • 仮想マシンはSSDへの負荷が大きいのでディスクの残り残量、構成の確認をする。常に450GBくらいは空きスペースとして確保しておきたい。
  • 可能ならホストマシンとは別のディスクを用意する。
  • 移行によりホストマシンへの負荷が減り快適になる

サポートされる形式

Hyper-V

  • VHDX (Hyper-V Virtual Hard Disk):
    最大64TBまでのディスクサイズをサポートし、データの破損防止機能やパフォーマンスの向上が図られています。
  • VHD (Virtual Hard Disk) :
    最大2TBまでのディスクサイズをサポートします。

vmware

  •  VMDK

イメージの変換コマンド

VMDK  → VHDX

qemu-img convert -p -f vmdk -O vhdx 原本ファイル名.vmdk  新規ファイル名.vhdx

VMDK  → VHD

VBoxManage clonemedium 原本ファイル名.vmdk  新規ファイル名.vhd --format VHD

一度これに変換してから、仮想マシン内で新規イメージvhdxにクローンし直す方法もあります。

VBoxManage --version

7.0.20r163906

VBoxManage --help

VBoxManage clonemedium <uuid | source-medium> <uuid | target-medium> [disk | dvd | floppy]
   [--existing]
   [--format= VDI | VMDK | VHD | RAW | other ]
   [--variant=Standard,Fixed,Split2G,Stream,ESX]