市販の湿度計の性質
  • 2、3年で誤差とは言えないレベルまでずれることがある
  • メーカーの使用年数を超えると部屋の飾りとなる

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・複数持っている場合
 著しくおかしいものは壊れている

・簡易乾湿計と比較してみる

・自分で校正する方法
NaCl飽和塩法により正確な誤差を読み取る
腐食に注意。デジタル式の場合は、結露によるショートや腐食による発火に注意すること

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飽和塩法による湿度計の校正
塩化物の飽和水溶液を、密閉すると空気と平衡状態になり一定の湿度になることを利用します

安くてスーパーで手に入るので食料塩を用います

材料
  1. 食料塩(シンプルな一番安い無添加のもの) 100円くらい
  2. 容器
    (方法1) ビニール袋
    1. 容器:チャック付きビニール(空気は少ないほど良い)
    2. お皿(飽和塩をいれる)
    (方法2) 透明タッパ型容器
    1. 容器(透明タッパ、ふたはカチッと止めるタイプのほうがこぼれにくい)
    2. お皿(飽和塩を底に直播する場合は、猫除けネット等を敷くといいらしい)
    3. 小型扇風機もしくは、CPUファンなどで内部の空気を循環させるといいらしい


飽和塩法(JIS B 7920)
塩化ナトリウム飽和水溶液
℃ 相対湿度(%)
15 75.6+-0.2
20 75.5+-0.2
25 75.3+-0.2
30 75.1+-0.2
35 74.9+-0.2

(方法1) 1日程度おいておくと75%くらいになるそうです
(方法2)

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・アナログ(バイメタル式)
 デジタルより高く表示されやすい傾向にある
 壊れた場合は上下どちらかに著しく偏向する

・アナログ(簡易乾湿計)
 実際の湿度より少し高く表示されやすい傾向にある