ディスクブレーキ ブレーキオイルの交換(ホンダ スクーター)

執筆:2008年8月16日
今回用意した物


  • ホンダブレーキフルードDOT4  0.5リットル 799円(2008年8月購入)
    と オイルノズル(オイル購入時についてきた無料品、隙間があく場合は、ティッシュを巻くとよい)
  • 使い捨てのゴムまたはビニール手袋
  • 廃液入れ
    (今回は、使用済みのペットボトルを使用)
  • チューブ(使い捨ての場合は、100円程度の観賞魚用のチューブ等でも可能)
    (今回は、ストローを使用)
  • 工具(ドライバー、8mmスパナ)
  • 石鹸

オイルに皮膚刺激性があるので、浸透性のない手袋を着用します

念のため、保護眼鏡をします

ブリーダーキャップを外し、ブリーダースクリューにチューブを通します


ハンドルをまっすぐの位置にします

 チューブは、10cmくらいは、上あがりになるようにして(短いと空気が逆流します)
その後、下に向けて、廃液入れに通します。
廃液入れのたまった液にチューブの先端がつくと廃液しにくいので注意します。
リザーバータンクのキャップ、中蓋、ダイヤフラムを外します

縁の汚れをふき取ります
(オイルに吸水性があるので、タンク内には水を絶対に使ってはいけません)
今回は、マイナスドライバーでこさぎ落としました

きれいなオイルの場合底が見えます
今回は、汚れているので底が全く見えません
ブリーダースクリューを緩めます

1人で作業する場合
  • ブリーダースクリューを1/8回転くらい回すと
    チューブからオイルが流れ出します
  • リザーバータンクが空にならないように注意しながら
    新しいブレーキオイルをリザーバータンクに注入します
  • しばらくすると廃液が止まります
    新しいオイルが廃液してくるまで
    リザーバータンクが空にならないように 新しいブレーキオイルを補充しながら
    ブレーキレバーを最後まで引く動作を数十回します
補充時配管内に気泡が入らないように注意します

手が届く場合や2人で作業できる場合は、こちらを行う方がいいです
オイルが新しくなるまで 1〜5の作業の繰り返し
1.ブレーキレバーを引く
→2.ブリーダースクリューを緩めオイルを排出する
→3.オイルの排出が止まりかけたらブリーダースクリューを締める
→4.ブレーキレバーを放す
→5.リザーバータンクを確認し必要に応じてブレーキオイルを補給
新しいオイルが廃液ででてきたら、ブリーダースクリューを締めます

適正なトルクで確実に締め付けます
リザーバータンクを閉めます

気泡がないことを確認します
ブレーキレバーを軽く数回、ポンポンポンと小さくはねる動作をすると気泡が抜け易いです
リザーバータンクに適正量のオイルが入っていることを確認します
リザーバータンクに蓋をします
リザーバータンク周囲をきれいに掃除します
ハンドルレバーや触れた工具を石鹸水で洗ったあと流水で流します

皮膚に刺激性があるので必ず汚れは落としましょう。
手を石鹸で洗います

必ず石鹸できれいに洗います
手洗い用ブラシの併用を推奨します
平坦地でバイクを手で押して動かしながら、ブレーキを引き、ブレーキの効き具合を確認します

効きが悪い場合は、配管内の気泡残留やリザーバータンクのオイル量を確認してください
それでもおかしい場合は、配管系統やブレーキパッドの異常の有無を調べましょう
今回の廃液


かなり汚れていました
オイルの量が非常に少ないので驚きました。

今回の作業時間:30分程度(準備・作業・清掃)

今回使用した工具
・ドライバー
・8mmスパナ