超簡単 YahooBB ADSLのグローバルIPアドレスの変更方法 [トリオモデム3-G]

カテゴリー: General

2021-04-18 13:43

執筆：2021.04.18
編集：2021.04.18

NTTが2024年1月にIP化するため、
2021年時点でADSL終了まで残り３年を切ってしまいました。
最後までADSL使っていきましょう

グローバルIPアドレスが長期間同じ
欠点

同じアドレスを使い続けるのはセキュリティ的に不安
広告などにIPを収集され行動追跡されている

利点

IPアドレスで自分の端末かどうかの判定が簡単にできる

それはいいとして、本題の設定方法をみていきましょう。

YahooBBのグローバルIPアドレス

YahooBB ADSLのグローバルIPアドレスは、回線側に一番近い端末のMACアドレスに対してYahooBBのDHCPサーバーがグローバルIPを割り当てます。

YahooBBのグローバルIPアドレスキャッシュ期間

YahooBB側でグローバルIPアドレスとMACアドレスのペアを24時間程度キャッシュされているといわれていますが、使用していたIPアドレスがほかの人に割り当てられなかった場合は、また同じIPアドレスが割り当てられることが多いそうです。
✔一定期間経過
地域にもよりますが、トリオモデム3-Gの電源を数日間落とすくらいでは、グローバルIPアドレスは変更されません。
✔使用していたIPアドレスがほかの人に割り当てられる
加入者が少ない地域だとなかなか変更されません

グローバルIPアドレスを変更するには

グローバルIPアドレスを変更するには、回線に一番近い機器のMACアドレスを変えればいいだけです。

Wi-Fiルーターを接続している場合は、簡単に変更できます

グローバルIPアドレスの調べ方

(１) トリオモデム3-Gで調べる場合、設定情報一覧 → WAN側IPアドレス

(２) 外部サーバーに接続して remote_address,remote_host環境変数を取得する

グローバルIPアドレスの割り当ての種類
トリオモデム3-GのNAT設定[有効]:

トリオモデム3-GのMACアドレスが使われる

トリオモデム3-GのNAT設定[無効]

モデム側面のパソコン端子に接続した機器（Wi-Fiルーターなど）のMACアドレスが使われる

モデムの設定を変更している場合は
操作前に設定をバックアップしておく、
IPアドレス/DHCPサーバなど

方法1(おすすめ): MACアドレスを変更する

手順
　外部と接続しているMACアドレスを変更する
　モデムのMACアドレス → ルーターのMACアドレス

1. NAT設定を「無効」にすると管理画面に入れなくなるため、
　トリオモデム3-Gの設定を変更している場合は、画面をメモ帳などにコピペして保存する。
★NAT設定を「無効」から「有効」にするには、トリオモデム3-G本体をリセットするしかない。

2. トリオモデム3-Gにつないでいる有線LANは、すべてWi-Fiルーター（動作モードローカルルータ）に接続する。
構成：電話回線 - トリオモデム3-G - WAN - Wi-Fiルーター - その他の機器

3. トリオモデム3-Gの管理画面を開き(http://172.16.255.254/)
NAT設定を「無効」にして設定を保存する。
トリオモデム3-Gとルーターの電源を切る

4. トリオモデム3-Gとルーターの電源を入れるとグローバルIPアドレスが変更される
※ すぐにNAT設定を「有効」に戻すと、元のIPアドレスに戻るので注意。

NEC Aterm場合 WAN側からの脆弱性が発見されているので、設定する場合はファームウェアの更新をお勧めします。

メモ

トリオモデム3-GのNAT設定の切り替え
「無効」から「有効」に切り替えする：トリオモデム3-Gの側面一番下のリセットボタンで設定を初期化する
「有効」から「無効」に切り替えする：トリオモデム3-Gの管理画面(http://172.16.255.254/) にログインして設定を変更する。

NAT設定を「無効」にしたらトリオモデム3-Gの管理画面に入れなくなった
→ トリオモデム3-Gの側面一番下のリセットボタンで設定を初期化する

NAT設定を「無効」にしたらインターネットにつながらなくなった。
・Wi-FiルーターのWAN端子とトリオモデム3-G（パソコン端子）が有線接続されているか確認する
　トリオモデム3-G（パソコン端子）の接続は、Wi-FiルーターのWAN端子への１個のみ。
・Wi-Fiルーターのモードが「ローカルルータ」になっているか確認する
・有線LANの機器がWi-FiルーターのLAN端子に接続されているか確認する
・トリオモデム3-GとWi-Fiルーターの電源を入れなおす。
・数分待ってみる。
・コマンドプロンプト(管理モード)で dnsキャッシュをクリアする
ipconfig /flushdns

定期的にグローバルIPアドレスを変更するには

Wi-Fiルーターが１個の場合

(1) Wi-Fiルーターの設定でMACアドレス変更機能があれば変更して再起動でグローバルIPアドレスを変更できる。
MACアドレスは、持っている機器から使用するのがいい。
★安易によその人のMACアドレスを使用するとなんらかの事件の犯人が使用していた場合に加害者にされる恐れがある。

(2) (1)ができない場合
[NAT無効]、[NAT有効]のどちらかの設定で一定期間使用後に
グローバルIPアドレスを変更したいタイミングで、NAT設定を「現在と反対の設定」に切り替えることでグローバルIPアドレスを変更できる

Wi-Fiルーターを複数持っている場合
トリオモデム3-G[NAT無効]のままでWi-Fiルーターを取り換えるだけで、グローバルIPアドレスを変更できる。

設定例 [aterm]

NAT[無効]: Aterm WG1800HP4の設定例

【トリオモデム】
NAT 設定無効

【Wi-Fiルーター】
基本設定 - 基本設定
自動判定 OFF
動作モード ローカルルータ
IPv6動作モード 使用しない

詳細設定 - IPv4LAN 側設定
IPアドレス／ネットマスク: 192.168.10.1 → 192.168.13.1
DHCPサーバ機能 ON
DHCP割当アドレス　
192.168.10.101 - 192.168.10.200
↓
192.168.13.101 - 192.168.13.200

NAT[有効] : Aterm WG1800HP4の設定例

【トリオモデム】
NAT 設定有効
DHCP - 固定割当
No.1 割当IPアドレス：192.168.3.9 　MACアドレス：Wi-Fiルーターのラベルをみて記入
固定割当にしないと1時間程度でモデムパソコン端子-WAN端子間が切断される

【Wi-Fiルーター】
基本設定 - 基本設定
自動判定 OFF
動作モードローカルルータ
IPv6動作モード IPv6ブリッジ

接続先設定
「詳細な項目を表示」
送信元検証機能　　　　　　OFF
IPv6ファイアウォール機能　OFF

古いAterm(初期設定のまま)からAterm WG1800HP4に乗り換えたらカチカチきれて使えないので
以前、【Aterm サポートデスク】に問い合わせたときに、
YahooBB ADSLモデムと接続は、モデムNAT有効、Atermは、ルーターモードで使用してくださいとのこと。
提案された設定でかなり接続状態は安定したが、
いろいろ試した結果、トリオモデムのパソコン端子はすべて、接続機器のMACアドレスを指定して
固定IPを割り振らないと安定しないことが分かった。

方法２（上級者）: IPを解放する

NATを「有効」のIPアドレスに対して下記を実行しても、モデム内のDHCP機能の範囲で再割り当てをするだけで意味がありませんので、よく確認してください。

ipconfig /release
ipconfig /renew

これが有効なのは、
NAT無効かつ
・常時直接パソコンをモデムにつないで利用している場合
もしくは
・モデムのMACアドレスに偽装した端末を有線接続し上記コマンドを実行した場合

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